イグアナの嫁

イグアナの嫁

• 作者: 細川 貂々
• 出版社/メーカー: 幻冬舎
• 発売日: 2006/12
• メディア: 単行本

とっても貧乏だった時に思わず飼ってしまったイグアナのイグちゃん。その後、１ｍ60cmにもなる…。
でもふたりにとってかけがえのない家族であることがしっかり伝わってくる、いつもの漫画です。読んでよかった。
はしばしに、作者の夫である「ツレさん」のコメントが入っています。これが建設的でまたいいです。
【結婚を決めた第一の理由は「一緒に住めば家賃が半分になる」というものだった。】
単純に ↑ いいなぁと思う私。
のちに「うつ」となるツレさん。しかし、この本をみると本来は妻の作者自身がまず消極的な性格なことがはっきりわかります。せかされたようになってしまうスーパーのレジのバイトは自分に合わないと早々と辞めます（これは「ツレがうつになりまして。」のTVドラマでもシーンとしてありましたね）。
そんな似た者のふたり、そのしあわせ感は貂々さんのすべての著作からつたわってきます。とてもいい“ふうふ”なことが。本来、こういうのが一緒に暮らす意味があるよねーと思います。
あいかわらず絵の余白がいいです。