エスケイプ/アブセント [よんでみました]
絲山さんのはかかさず読んできたので一応。
特に印象に残る作品ではない。
世の中にはこう長い間連絡をとらない家族がいるものなのか、と思った。小説ですが。
後半であっと驚く真実があり。
妙に調子がいい短い文章の羅列にリズムを感じることも。
【てくてくと歩いているとき、おれはいつも思い出す、昔NHKで見た、狂ったペンギンのことを。~】
のエピソードはちょっと心にきた。
いつも言っていますが、この人のは作品全体通じて状況がとても浮かびやすいですね。
つまり、話には引き込んでいる…。
でもやっぱり、こういう現代小説の単行本を個人で買うことは一生私はしなさそうです。
読んでいるのにごめんなさい。
2007-03-03 06:30
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